c-ARPについて
プラズマ応用研究センターとは
プラズマは、固体、液体、気体につづく物質の第4の状態と言われています。プラズマ中では、気体を構成する原子・分子が電離し、陽イオンと電子に分かれて運動しています。
自然界に存在するプラズマとしては、太陽、雷、オーロラなどがあげられます。
一方で、プラズマは物理・化学的な活性に富んでおり、その工業的有用性を活用するために制御されたプラズマ装置が、地上で様々な産業に貢献してきました。
例えば、太陽電池を含む半導体デバイスプロセにおける微細加工技術や、機械部品表面のしゅう動性や耐久性を向上する材料の表面加工などに利用され, その重要性は幅広い工業分野で益々高まっています。
最近ではプラズマの応用範囲は、医療、農業分野にまで拡がりを見せています。
一方で、プラズマ技術の基礎や産業応用は、電気、化学、材料、機械などの幅広い分野にまたがっていることから、その発展や新産業創出のためには、分野を横断した組織的な取り組みが必須です。
そこで岐阜大学工学部では、分野を横断した組織的な研究活動が行える環境を構築し、プラズマを用いた新たな産業創出や現有技術の県内企業など産業界への展開を目的として、工学部附属プラズマ応用研究センターを組織し、令和4年4月1日付で発足させました。
センター組織
センター長 | 上坂 裕之(機械工学科機械ース) |
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副センター長 | 伊藤貴司(電気電子・情報工学科 電子ース) 宮坂武志(機械工学科知能機械コース) |
構成員所属学科 |
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本センターメンバーは、機械工学、電気電子工学、化学工学、宇宙工学、材料工学、エネルギー工学など幅広い分野を基盤としつつ、プラズマの基礎~応用研究を行ってきました。
地域・産業界の皆様の様々なご相談に対応できるメンバーが揃っているのではないかと自負しております。もしプラズマのことでお困りであったり、プラズマって何だろう?プラズマで何か役立つことができそうだ、という想いがあれば、ぜひ当センターのメンバーにお声掛けください。
現在、岐阜大学工学部附属プラズマ応用研究センターは着実に共同研究実績を積み上げており、皆様にご利用頂きやすいセンターを目指して、仕組みづくり、情報発信や皆様とのご相談に努めて参ります。
今後とも一層のご愛顧・ご鞭撻を賜りますよう、こころからお願い申し上げます。